成功の後の大失敗 〜接待サラリーマンのとある1日〜

私は営業をやっている
自慢じゃないが成績は常に上位。その理由の一つに昔ながらの接待が大得意なのである。
そんな私の1日の中で起きた成功と失敗のお話です。

いつものように営業をしていると会社の会長の息子さん(取締役)から1通のメールが届いた。

「なんだろう?」と思い、メールを開く。

「今週の金曜日にそちらに行くので夜のセッティングお願いします!」という内容。

今まで2度お話した程度だったのですが、私の上司などを飛ばして息子さんから直々にメールが届いた。

「これはアピールするチャンスだ」そう思った私はどんなお店が好みか息子さんに直接メールを
送って確認する。

1.とにかくかわいい女の子のいる店
2.見た目は普通だが面白いお店
3.異色的なお店
4.オネエ系のお店

返事は2と返ってた。この時点で接待慣れしている私はいくつか店が決まっていた。

週末は楽しんでもらおう。そう思って仕事に戻る・・・

うれしかった私はメールをもらったその日の夜に取引先の社長との接待中にこのメールをもらったことを
話してしまった。

これが最大のミスの始まりである。

「会長の息子さんが来られるというのならいいお店を教えてあげよう」とその社長から言われ、「個室のあるラウンジ」
に連れて行って頂いた。

個室になっているラウンジなどあるのかと初めての衝撃でテンションの上がってしまった私はこの店に話をして
予約をその場でしてしまった・・・

週末になり、会長の息子さんが私の職場に来られる。少し残業をしてしまい、お待たせしてしまったが
優しく待って下さった息子さんに「なんとか楽しんでもらわねば」と10数年行きつけの居酒屋にお連れする。

そこは居酒屋だが店員みんな気さくに話をしてくれてみんながみんな何かしらのネタを持っているので
笑いが絶えない。

居酒屋にいる間に仲のいい同僚が遅れて合流してきた。

こいつとは常に一緒にいて飲みの席では漫才コンビのような相手だ。

いつものノリツッコミでさらに笑いが増していく。

会長の息子さんも非常に楽しんでいただいて1軒目の居酒屋は”大成功”だった。

もう一つの大成功があった。なんと3人で8,000円!安く済んだ!いい流れだ

さて、元々考えていた店とは違うところにはなったが、取引先の社長に紹介してもらったラウンジに向かう

入って個室で乾杯をする。

入った瞬間にふと頭の中で違和感を感じる。

3人でバカみたいな広さの個室にいると不思議な感覚だった

綺麗な女の人が次々と入ってくる。

さっきまでの笑ってばかりの雰囲気と全く違う「高級」と一目でわかるところに来ていたのだ・・・

さっきの居酒屋のように馬鹿笑いの起きる雰囲気はあまりない・・・

なんとかカラオケで盛り上げるがカラオケが終わるとあまり会話が弾まない。

微妙な空気が流れたところで時間が来てお会計。

”大失敗”である

そこでの金額は10万円を超えていた・・・

1軒目と2軒目の大きな違い・・・それは間違いなく最初に行った選択肢の2と1だった。

前もって確認しておきながらの設定ミス

そこからまさかの常務取締役が合流・・・

使った金額にもちろん大目玉である・・・

同僚はそうそうに帰され、気まずい空気が流れた中で夜は更けていく・・・

最後に何かしらのどんでん返しがやってこないか模索したが何もならず解散・・・

真夏なのにやけに夜風が体にしみる夜であった・・・ミュゼ 100

成功の後の大失敗 〜接待サラリーマンのとある1日〜